2016年5月22日

5/21 横浜Fマリノスvsヴィッセル神戸

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1stステージ第13節

ヴィッセル神戸 0-1 横浜Fマリノス
23 栗原勇蔵(マリノス)

この日のネルシーニョ神戸は遅攻対策で4-4-2ブロック敷いた上で、ライン高くしてミドルサード・球際に人数を掛けてきます。
そして密集からの奪い返しからの手数掛けないショートカウンターといった狙い。

俊輔へのリスペクトから、中盤の攻防に重きを置いてきました。真ん中で俊輔を自由にさせない、でも、むしろそこで奪う事ができれば神戸のチャンスになるという感じです。

それに対して序盤のマリノスは丁寧なビルドアップを捨て、早めに神戸SBの裏へロングボールを供給、そして裏抜け爆進マシーンと化したマルティノスが走りまくるという戦略。

これは中盤でボールを奪われる恐れを無くすためでもあり、相手に裏への関心を向けさせ間延びを狙う意図もあったでしょう。

このとき中町とキムジョンスはビルド時も横並びで、縦方向に奥行きを持たせたビルドができていませんでした。繋ぐ意志をもちつつも、なんとなく俊輔に預けて、、、という消極的ポゼッションに走っていたら上手くいかないどころか、神戸の格好の餌になっていたと思います。

一方守備ではメンバーが変わったのにも関わらず、連携のとれた潤滑なスライドからボランチを中心に敵のチャンスの芽を摘み、カウンターから以外ではGK哲也の出番を作らせません。

徐々にペースをつかんできたマリノスは、両翼マルティノスと学がボックス幅まで絞ってボールを受けるようになります。

ロングボールを多用する事で、攻撃の始まり時点でマリノスは間延びしています。前線中央のリソースを補完した上で、彼らに神戸DFが食いついてくるとSBのオーバーラップのためのスペースが空くのです。

祐三と下平のオーバーラップを利用した攻めで、神戸を押し込むマリノス。翔さんもところどころ顔をだして、祐三のいいクサビとなるなどいい働きを見せます。

さて、マルティノスが倒され、マリノスはFKを獲得。俊輔のえぐいクロスから、先発復帰の勇蔵が先制ゴール!もってます勇蔵!

俊輔は低い位置でのプレーが続いていましたが、局所でサイドチェンジが有効でした。

ネルシーニョは、劣勢の中フォーメーションチェンジをしてきます。4-3-3に変えて、プレス開始位置を上げ、人数をかけて、あたふたしがちだったこの日のマリノス守備陣のビルドを狩りにきたのです。

でも結果的にそこまでインテンシティあがりませんでした。とても暑かったですし、ネルシーニョの要求が高すぎたのかもしれないです。

後半は完全にパチンコ展開で、どちらも主導権を握ることは無く、取られては取り返しでしたね。お互いショートカウンターから良い攻めを見せるも決定機に至らず。みたいな

神戸はやはりレアンドロのバイタル内でのクサビが見事でした。かなりマリノスのDF陣は彼に持ってかれますから、石津やペドロジュニオールが生きてきます。レアンドロは自分で強引にシュートまで行ったりもしますからね。厄介です。

一方マリノスは、学の単騎突破がやはり多い。マルティノスも十分なキープ力を見せていますが、サポートが少ないし、サポートを巧く使う技術も足りません。

それに、マルティノスはメンタルコントロールがここ数試合ダメダメです。相手プレスにオーバーリアクション→審判も徐々に流すように→激おこ!→イエロー。この日で累積3枚目なので次節は休憩です。かなり魅力的な身体能力と、ファイティングスピリットを持っているので、これから期待せずにはいられないですけど。

後半では、マルティノスに替えて兵藤、俊輔に替えて三門、翔さんに替えてカイケと交代カード。

マルティノスは先述のように、精神がやばかったのと、前半のスプリントが体力に効いてきたのかもしれない。

俊輔は、ディフェンスブロックの穴埋めに奔走、後方からのロングボールでの組み立て、翔さんと共に前線からのチェイシング、とこの日はいろんな役割をしょっていたので疲れを考慮してでしょうか。

その後、マリノスは有効な攻撃を展開できないものの、守備では集中して決定機を作らせず、なんとか守りきりました。準決定機のようなものはたくさん作られていたし、神戸がワンタッチツータッチでテンポ良くまわしてきた時に、如実に対応が遅れる最終ラインのスピード感の無さも浮き彫りになりました。

まぁ久しぶりのリーグ戦勝利です!良しとしましょう!

最後に、無視できないのがキムジョンスの活躍です。

勇蔵のビルド能力の皆無は明らかで、キムジョンスが両CBの間に入るようにしてサポートしていました。ルーキーにこの仕事させるなよ!って感じですが、中町はどちらかというとマイボール時は前でボールを触らせたいので仕方ありません。

キムジョンスは見事にボールを落ち着かせ、特に目立ったのが俊輔との相性の良さです。むしろ俊輔のキープ力を活かして、巧みにボールを捌くことで、相手のゲーゲンプレスをかいくぐるセンス・テクニックには驚きました!

ブロックがだらだら下がりそうな時、どこで食いついて奪いにいくか?のところなど、迷いは見られたものの、クレバーなセカンド回収と、鋭いインターセプトなど、本当に堂々たるプレーぶり!なんでボランチばかりいい選手出てくるんですかね、、、

今のマリノス、攻撃時のオプションは明らかに少ないです。でも、ナビスコ戦では若手攻撃陣がチームを引き上げる気概を見せています。そしてリーグ戦も、久しぶりの元日本代表CBコンビが、まずは完封しました。そこからです、守備の感覚から取り戻していきましょう!マリノスらしいじゃないですか!

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