2016年7月3日

7/2 横浜Fマリノスvs湘南ベルマーレ

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2nd 第1節

横浜Fマリノス 3-0 湘南ベルマーレ
20 マルティノス(横浜)
70 カイケ(横浜)
74 中町公祐(横浜)

2ndステージ初戦。俊輔不在の中、兵藤戦術の継続ではなく4-4-2へのシステム変更を選択したエリクマリノス!カイケに自由にやらせてみたら、良くできる子でした!1stステージ湘南戦の悔しさをバネに、いい出航に成功したマリノス。このまま波に乗って行きたい!

2トップの役割分担は明確でした。カイケはトップ下の位置で組み立てたがり、敬真は常に裏抜けへの意識。二人とも動きに迷いがなくて、このシステムの成功のために燃えています。

まず目立つのはマルティノスです。無難に、冷静な入りをしようとする日本人たちの思惑はこの人には通じません。一人最初っからフルスロットル!独特のボールキープで湧かせてくれます。

やはり見てて楽しいマルティノス。マリノスに来た直後から、テクニシャン厨としては大好きだったのですが、なんか他のテクニシャン像とは一味違います。テクニシャンなのにすげー熱いし、メンタル爆発してるし。そして今日は目立つわりには実効性が低い笑

これは味方を使えていないから。マルティノスをいかに前でプレーさせられるか、いかにそのスペシャリティーをPA内あるいは最後の局面で発揮させられるかだと思います。

試合としては序盤からハイボールが多くて落ち着かない展開。互いに激しくプレッシャーをかけ合って、ポゼッション出来ません。ポゼッション出来ないので、ゆっくりと人数の比重を移していったり、タイミング伺ってサイドに預けたり、ができない。

だからこそ、守備時も攻撃時も学が絞って横幅のインテンシティを上げてくれていたのは良かったです。もうチームのための学ですからね。

喜田は、プレッシャーを受けながらもいつもより少ない人数でのビルドアップに存在感。俊輔がいなくても逃げません。落ち着いた捌きでプレス散らし、果敢な縦パスを打ち込みます。チャレンジ度合いは上がっています。

俺が攻撃の中心だという顔をしたカイケは、トップ下でボールをたくさん触って楽しそうでした。明らかにイキイキしてます。攻撃作りたがりますね…これ俊輔と本当に相性悪いんだろうなぁ

敬真は動きの質とか体の使い方、あとボールもらってからの狙いとかは悪くないんだけど、もう一歩クオリティーに欠けます。ちょっと気持ちが入りすぎていたように見えました。もっと簡単に!気楽に!と言っても難しいだろうけど。

湘南は、いつも通りのがむしゃらハイプレスですが、マイボール時のマリノスブロック内での動きが少なく、奪い切った瞬間がクライマックスって感じでした。

そして、崩せないけど意識的にシュートで終わらせようとします。奪うまで、相手の攻撃を狩ることに注力する分、それで得たボールを再び奪われてカウンターなんて浴びれば体力が持ちません。だからシュートで終わって一度ボールを切る。

俊輔も兵藤も下平もいない時、FKでボールをセットしたのはマルティノス!ひでぇボールをゴール前に放り込みました。逆に新鮮。どんだけいつも質のいいボール魅せられていたか身に染みます。

次のCKはキッカーはカイケ。ニアで中澤狙いでしたがイマイチ。

前半39分、金井から左サイドCB脇のスペースに走りこむカイケに絶妙なパス。このシーンの前から、カイケは相手3バックの穴をよく狙っていました。カイケはファーサイドゴール前に入ってくるマルティノスに右足アウトスライスで天才パス。GKとDFの間、GKの判断が難しく、見過ごしがちになるコース。マルティノスが当てて先制!

すげぇパスでした…

先制してからは湘南がボール持つ時間が増えます。1stステージでの試合でもそうでしたが、湘南が一番やられたくないのは、自分たちがやりたいようなショートカウンタ。それを避けるように、この日もシンプルにサイド深くにロングボール入れてきます。

下平に代わって入った金井は、先制点以外にもライナー性のロング縦パスからチャンスを作っていました。自陣ビルド時に、前方の様子を把握し質の高いボールを蹴れる。今回みたいに4-4-2で2トップを走り回らせるんだったら、是非生かしたいスキル!

一度、学を追い越すオーバーラップも見せ、精力的。下平のライバル、ここに現る!

前半は1-0で終了。

ファビオはファールを取られすぎだし、中澤と比べて不安定さを露呈してしまいました。

先制して迎えた後半からは、やっと敬真が味方に繋げるようになりました。敬真にロングボール当てて、そこからは相変わらず落ちてきたカイケを中心に湘南の隙を探るパス回し。

一方、マルティノスのミス、持ちすぎの悪い面が目立つようになってしまいます。

いつものようにじっくりボール保持できないので、間延びしやすくなっていて湘南にバイタルで持たれました。ただ、それ以上は湘南がリスクかけてこないし、中澤らDFラインが要所を締めて総崩れしない。湘南の拙攻のおかげもあるけど、これはマリノスの強み。ミドルシュート以外で危ないシーンは作らせません。

学が散々プレスバックでファール取られてたんですが、そのジャッジにほぼ納得いきません。学自身も呆れていました。それでなくともこの審判、対人プレッシングに厳しすぎます。

でも、いつも学の危機察知と素早い寄せにマリノスは本当に救われているし、めげずに次の試合ではまた激しいプレーをお願いしたいです。

マルティノスは疲れて?倒れこんでしまいます。マルティノスに代えて前田。

湘南はミスが増え、マリノスに再びペースを譲ってしまいます。こうゆうチームは多分、ボール持たされても困るんだろうなぁ、むしろマリノスがボールもってた方がやることがしっかりしてる。

バイタルでボールを受けた喜田から敬真へ縦パス。3人目の動きで走りこんでいた祐三にワンタッチで落とす。少しずれたけど祐三が粘って突破!PA内からゴール前に鋭いクロス。ゴール前に入っていたカイケは、前に当てればゴールでしたがうまく反応できずに枠外に出してしまいました。

これは決定機を逃したカイケでしたが次は決めます。学のカットインからのシュートは逆サイドのポストに当たってカイケの前にこぼれ、カイケが流し込んで追加点!

カイケはいい場所にいたし、単純にこう言った場面で少なくとも2トップが前線で準備してるっていうのはいい。厚みと決定力のためにとても重要。こうゆうシーン見ると、ワントップに戻してほしくないなぁ。

うまくいってなかったカイケではなく、前田がCKのキッカーに。中町の恐るべき競り合いの強さで3点目!今日はクロスバー越えなくてよかったです!

これでいよいよ湘南が前がかりになると、スペースある状態で両サイドのドリブラーにボールが入って、仕掛けからチャンスを生む好循環。

湘南はブロック外、サイドからセンタリング中心の攻めになってしまい、これを中澤とファビオが跳ね返す、という繰り返しになります。

左サイドから藤田征也のクロスを大槻周平に合わせられ危なかったけど哲也のセーブ。その直後にも今度は長谷川アーリアジャスールのスルーパスから左サイドえぐられ、ウェズレーの決定的なシュートはゴールライン上でファビオが間一髪クリアしました.完全に一点モノでした。

その後も、マリノスは自陣でどっしりブロック形成。ロングカウンタ、中町の長いパスからカイケと学の二人でシュートまで持って行きました。さすがカウンター起点の中町!

カイケと翔さんが交代です。カイケはよく走って、よく試合を組み立てました。チャンスの数からしたらあと1点…いや、十分です!やりたいことも体現したし、結果も残しました!

敬真は勇蔵と交代。マリノス最後のカードは、石橋を叩いて渡るエリク流守備固めー

終盤には学にイエロー。ぐぅぅ…かわいそうに。

金井は足をつってしまいます。比嘉さんかよっ。前田にSHを任せて(勇蔵が入った時点で一応3バックになってます)、自分は最前線へ。久しぶりの試合復帰とはいえ、もうちょい試合勘つけないと下平の対抗馬にはならないですね。

最後まで跳ね返しまくって3-0完封!内容が3-0に値したかと言われれば微妙だけど、「カイケのやりたいことがハッキリ」と、「人数かけて決めきる」ができたのが重要な収穫ではないでしょうか?俊輔がいないことによるデメリットもありましたが、俊輔にしかできないことはさて置き、他の役割は喜田とカイケが分担しました。

つまり、カイケと共に喜田もMVP級の活躍でした。奪い切る場面も増やしたし、ファビオが不安定だった分、前との架け橋は喜田が堅実かつ果敢にこなしました。めちゃくちゃ走ってました。キー坊すごい!さぁ俊輔が戻ってきたら、今度は俊輔が自分にしかできないことをアピールしなきゃいけない番ですよ。