2016年9月6日

9/4 横浜Fマリノスvs大宮アルディージャ

ルヴァン杯
準々決勝第2戦
横浜Fマリノス 1-0 大宮アルディージャ
46 カイケ(横浜)

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アウェイゴールを利用した1-0での準決勝進出!狙い通り!ただ、盤石のウノゼロというよりは、実力で劣るチームが「なんとか先制して後は引いて逃げ切る」みたいな内容でした。とりあえず、先週からの哲也のビッグセーブ連発がこのように結果につながって良かった!

大宮は怪我で大黒柱の家長昭博を欠いています。江坂任がいつもは二人がかりでやってる役目を果敢に務めました。

家長ほどの鬼キープや巧みなボール捌きはなかったものの、彼一人にかなり苦しめられました。

試合開始直後から、絞りながら引いてタメを作る江坂を捕まえられません。バイタルでまず起点を作って、駆け上がる右SHマテウスと右SB奥井諒に流されます。

それから大宮大好物のSB裏を深くえぐられてクロスという、もう今年は見飽きたくらいのパターンなんですが、今日も決定機まで持ってかれました。

ただ哲也が最後の砦となって序盤での失点を免れます。

兵藤はカイケと交互に動き出しを繰り返して、攻撃面では特徴を出します。相性良さそうですこの二人。

学とマルティノスはポジションを交換している時間帯が多かったです。ドリブルで対面をかわして、逆サイドに開きながら裏を狙う翔さんへのロングパスなど起点になります。

翔さんは今日は裏への走り出しに積極的でした。カイケくんがどんどん下がっていっちゃうのでこの役割は必要です。

タイミングもいいしパスが渡った後に体張って頑張れるので、二次的なチャンスに繋がっていました。

この日はマリノスには全体的に大きな展開が多くて、インテンシティ高いプレスに苦しめられた大宮への対策が色濃く出ていました。

学とマルティノスの交換もピッチを広く使いたい意志からだと思います。

パクジョンスは最終ライン近くで頻繁にボールを触って安定感をもたらしました。

今日はSBも上げすぎないで、まずは自陣で明確に数的優位を作ったのも大宮のハイプレスをかいくぐるため。

多少相手に囲まれていても、じっくりキープできるパクジョンス。落ち着きと、足元の技術は大きな長所です。

マリノスのCBにはビルド関与に欠点があるので、こうゆう選手は貴重なはず。余裕がありすぎてアレ?みたいなシーンもあるので賛否両論でしょうが、個人的には推したい。

パクジョンスを信頼して、前半の兵藤は積極的に高い位置をとって、カイケくんを追い越してまで進んでいきました。

一方で、勇蔵の安易なフィードと、細かいパスミスにはガッカリ。

渋谷監督は大宮の前線の選手に、チェイシングの際には勇蔵のところを狙えと指示を出しています。

学までさえうまく運べれば、結局は学の単騎突破が最強。第1戦では学のとこまでさえ運べなかったので、大きな進歩です。

まずかったのは、ネガティブトランジションで、最初の一人のプレスのかけ方によってディフェンスのオーガナイズごと変わってしまうこと。

一人が積極的に行けばその後も連動してインターセプトとかもあるけど、一人目がなぁなぁだとそっから先で守備のスイッチが入らない。

後からスイッチを入れられるのはこのメンバーだと学くらい。守備も学が引っ張ってる印象もありました。

カイケくんとか、だいぶ守備にも責任感が出てきたのですが、たまにあからさまに手を抜くので後ろが迷惑を被っています。

ボールタッチのために降りてくるくせに、いざチャンスの場面ではちゃっかりPA内の一番いい場所にいるのは凄いです。地味に洗練されているカイケくんの動き。

パクジョンスを中心にしてビルドを後方から安定させたのと、兵藤を押しやって、ちゃんと前でボールを握れると完全にマリノスの時間帯でした。

前掛かりに、江坂とムルジャの2トップを中澤と勇蔵でケアできれば全然負けないのです。

家長がいないのなら王様は中澤で文句なし。気合十分で、対人では負け知らずでした。

前半のロスタイム、学がサイドで突っかけDFを惹きつけると、バイタルでフリーのカイケくんへ。カイケくんの見事なミドルシュートで先制!カッケかったです!

ただ、このゴールで後半には引いてしまいました。

後半の最初にロングカウンタのチャンスがありました。最後はマルティノスのGKと一対一まで持っていくのですが、その起点に翔さんのセンス抜群のヒールパスがありました。

また翔さんのカウンター起点ですよ!ポジトラ時の状況把握が的確です。

翔さんがスタメン復帰してからのパフォーマンス、めちゃくちゃ良いと思うのは私だけじゃないはず!

後半はどうしても受け身になってしまい、ボロボロにやられました。

胃が痛くなるような展開です。現地で応援していた方はもっとヒヤヒヤだったはず。

でも最後は哲也。合言葉みたいになってますが、最後は哲也。

家長がいない分、江坂→マテウス、江坂→奥井のルートさえ封じれば十分でしたが、無理でした。

後半は、兵藤が自陣でのロストが多すぎるのも気になります。押し込まれる展開だと生きない兵藤。

苦しい時間帯に、翔さんが粘ってマイボールを残してくれたり、前から追ってくれるのは助かります。

勇蔵が足をつって、新井が入りました。

パクジョンスをCBに、新井がボランチに。この展開でCBを新井にやらせるのには不安があったので少し安心。

エリク監督はパクジョンスへの信頼を示しつつ、フレッシュな新井の投入によって2ボランチに失われていたアジリティを加えました。

実際、その後新井は素早い出足で大きな貢献をしました。若手の使い方がうまかったですエリク監督。

左サイドを壊されていたのは、単純に金井が悪いというよりは、連戦の影響もあり?前線からのプレスが効かなくなってきていました。

特にマルティノスとカイケくんの運動量は露骨に落ちました。

マルティノスに替えて天純。もっと追っかけまわして大宮の攻撃を限定したいです。

多くの選手がPA内に入って、気合だけで耐えている状態が続きます。

カイケくんもその後交代します。足つって動けないくせに、偉そうに担架に乗って退場していく優雅なカイケくん。

これくらいの活躍で満足してもらっちゃ困ります!

大宮がマテウスを下げたことで、少し楽になりました。

集中して守りきったマリノスが、三ツ沢で感動的な準決勝進出を決めました。ここまできたら、絶対に哲也にルヴァン杯を掲げてほしい!

準決勝は絶好調のアデミウソンがいるガンバ大阪ですが、もう一回しがらんでもらいましょう。