2016年9月13日

9/10 横浜Fマリノスvsベガルタ仙台

2nd第11節
横浜Fマリノス 1-0 ベガルタ仙台
83 兵藤慎剛(横浜)

14日で5試合をこなす連戦のラストはアウェー仙台戦。思い切った布陣で、したたかにウノゼロ。マリノスファンが好きな手堅い勝利!

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この日はパクジョンスをアンカーに使う4-1-4-1のシステム。翔さん以外で4-5ブロックを作る守備的陣形でスタートしました。

仙台は、ウィルソンとハモン・ロペスのブラジル人2トップ。この二人をどっしり構えさせつつ、両サイドの藤村慶太と奥埜博亮が流動的に動いてバイタルエリアで起点を作ります。

最悪4人が一気に入ってくるのでなかなか面倒見れません。だからエリク監督はその4人への縦パス供給源を塞ぐことにしました。

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中町と兵藤で相手ボランチの三田啓貴と富田晋吾からのパスコースを切ります。前からプレスかけて奪い切ろうとはしないで、ある程度ボールを保持されようと、ブロック外なら問題無し。

これは成功していたと思います。仙台は先週天皇杯でJ3盛岡に惨敗していて、弱腰になっていたかもしれません。

せっかくボール持っても、サイドに逃げがちになります。

マリノスの右サイドは前田が先発しました。律儀に対面のSB石川直樹のオーバーラップについていくし、運動量も豊富でしたが守備では穴になりました。

一応寄せにはいってるんだけど、塞いで欲しいところ(バイタルに構える2トップ)に通されちゃう。

ボランチからが無理なら石川直樹から。って感じで、前半の仙台の攻撃起点はSB石川でした。

こっから2トップにほいほいボールが入るので、パクジョンス大慌て。一人では到底バイタルエリアは締められませんでした。

そこで頑張ったのが中澤と栗原。それぞれマンマーク気味に二人を見ていて、裏をケアしつつしっかり寄せていました。

特に中澤はハモン・ロペスへの厳しいチェックが効いていました。普段のファビオ並みに飛び出して行ってアンカー脇でつぶします。連戦なのに凄すぎる。

でも一度2トップにクサビ入れられてディフェンスラインが下がると、奥埜あたりがどうしても浮いちゃいました。

マリノス攻撃面は、降りてくる翔さんにとりあえず当てて入れ替わりで中町と兵藤が前線へ、学も絞って中央厚み。とか、サイドに張った前田にスペース与えてドリブルさせたり。くらいでした。

前半はとりま耐えようって感じですかね。

前田のドリブルは脅威でした。積極的だし、コンディション良さそう。

パクジョンスは先月の東京戦(8/20)でアンカーの適性を見せていて、エリク監督は絶対やらないだろうなぁとか書いてたのですが、やりました笑

でも、なんか今日は荷が重かったみたい。パスミスやロストが多く、しかもアンカーなので、そこで奪われるともう文句なしで大ピンチ。

アンカーが安定しないので全体的にバタバタ感が拭えません。

左SBの新井もいまひとつ。相手に向かってクリアしてしまう場面もまだあるし、左足を使えないので展開が極端に狭い。CBの選手だし、厳しい台所事情でやむを得ないのですが。

中町がスタメン復帰しましたが、いい動きでした。パス精度が悪かったので不評もありそうですが、相手ブロックの隙を伺いながら前に運んでいく能力はさすがです。戻ってきて頼もしい!

中町の動きで富田を釣って学に前向かせたり、それに翔さんが絡んだり左サイドはある程度崩せていました。

右サイドは祐三が全然上がってくれないのと、前田が開いちゃっているので、兵藤の運動量が空回りしてました。今は、祐三も疲れているし、学もコンディションがいいとはいえずタメを作れないので兵藤をジリジリ高い位置でプレーさせるのは難しい。

勝負の後半になると、一気にギアを上げたマリノスが攻勢に出ます。

このメリハリは強い。びびった仙台は対応が後手になり、完全に受けに回りました。

前田の走力を生かしたカウンターや、兵藤と中町が近距離でプレーするパス交換など、次々と有効な攻撃。

こうなると兵藤が生き生きしてきます。まさに掻き回してました。

ここで仕留めようと、翔さんに代えてカイケくん。

翔さんは連戦の疲れを感じさせない献身的な守備と、攻撃起点で十分に活躍していました。疲労を考慮しても、ワントップなら途中出場のカイケくんより断然良かった。

さらに新井に代えて金井。エリク監督は仕留めるぞカードをここにも用意していました。

攻守の入れ替わりが激しくなり試合はオープンに。仙台のプレスは大幅に甘くなり、ずるずるラインが下がります。

マリノスがポゼッションで優位になって、兵藤はどんなところにも顔を出して攻撃を牽引します。

前田は前半の逆襲とばかりに右サイドをえぐってチャンスを演出。

その後ろの祐三も、らしくない守備など明らかに疲れているのが伝わってきましたが、それでも懸命に攻撃参加を増やしました。

仙台は交代で中盤両サイドを変えましたが、試合が煮詰まるにつれて2トップが自分たちだけでなんとかしようとする悪癖が出ました。

少ないバリエーションからの、強引なシュートは枠内に飛んでいません。

そして83分!ついに先制!学が左サイド長い距離をドリブルで運ぶ。対応する平岡康裕は引きずられるがままで、クロスボールがこぼれたところを兵藤が押し込みます。

その後もマリノスCBの存在感は抜群で、単調な仙台の攻めに対してほころびを作りませんでした。

ロスタイムには、学に対する仙台右SBの大岩一貴の悪質なスライディングがありました。学の怪我が心配です。完全にマリノスのプラン通りの展開だったので、彼はイライラしていました。

仙台の調子が悪かったのにも助けられました。大岩のせいで後味の悪い試合になってしまいましたが、厳しい連戦の最後を勝利で飾れたのはとても嬉しいですね。