2016年7月21日

7/17 横浜Fマリノスvsサンフレッチェ広島

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2nd第4節

横浜Fマリノス 2-2 サンフレッチェ広島
31 ファビオ(横浜)
81 皆川佑介(広島)
83 佐藤寿人(広島)
88 伊藤翔(横浜)

3連勝で迎えた難敵広島との第4節は終盤に試合が動きまくる大接戦。広島は本調子ではなかったけど、内容から考えれば充実の引き分け!

広島は3-4-2-1の布陣で、恒例の最終ラインからゆったりビルドアップ。ボランチの森崎和幸がCBの位置に下がって、塩谷司が右SB、宮原和也が左SBの位置から4人で回します。そして、マリノスのプレスを誘導してから一気にシャドーの2人へ縦パス狙い。

守備の時も相変わらずの怒涛の5-4ライン!右SHの柏好文と左SHの清水航平を組み込んだ最終ラインです。

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こんな感じ(攻撃=赤/守備=青)

森崎が下がる分、どうしてもボランチのところが丸谷拓也の一枚になってしまい薄いのでCBに展開力がないと機能しないシステムです。

今日の広島はビルドアップが稚拙だったので序盤からマリノスは相手陣内で奪えました。マリノスの狩りが決まったんじゃなくて、広島のミスが多かった。そっからショートカウンタをかけるのですが、広島は必ず最終ライン4人は残しているので封じられてしまいました。

俊輔の前線守備は、丸谷さえケアすればいいだけで、負担は少なかったはず。一度丸谷を見放した隙に丸谷にドリブルで持ち上がられ、清水の突破から危険な波状攻撃を受けました。

だた基本的には静か過ぎる序盤。お互いの守備的マインドが色濃く出てました。

攻撃面では、なかなかスペースがなくて俊輔システムが機能しない一方、守備面はほぼ完璧に広島を抑えました。

広島のゆったりパス回しにはできるだけ食い付かず、ジリジリと押し込められても気にしない。相手の縦パス標的の、シャドー2人には柴崎晃誠に喜田が、浅野拓磨に中町が、それぞれマンツーマン気味について、問題のウタカはCBふたりで挟み込みます。特に中澤が下がって起点になろうとするウタカにポジションをブレイクしてまで塞ぎに行きました。

両SBが相手のサイドアタッカーを見れば、これで広島の攻撃的選手全員にマークが付いた上で、ファビオが余ります。ファビオが残りのパスコースを読みきって、ひたすらインターセプトしました。

ウタカに引っ張られてCBが前に出るぶん、その裏を狙われる最悪の事態をSBがカバーするので、SBにも高い守備力があるマリノスだからこその守備です。

塩谷はいい選手だなーって広島と対戦する度に思います。速さと対人を兼ね備えた守備と、何と言っても攻撃センス。この日のマリノスみたいにスペース空けるのを恐れてブロックを崩そうとしない相手に対しては、ドリブルで探りを入れてみたり、縦パスも絶妙だし、モダンCBって感じ。

マリノスは前半はカウンター狙いかな?だったら俊輔ではなかったんじゃない?と思っていた矢先でした。

俊輔のCKからファビオのヘッドで先制〜笑。この膠着状態でセットプレーから点が取れちゃうのはエグい。最近よくやる、ニアに中澤を走らせてオトリに使ってからのファビオや中町!狙いどうりでしょうか?誰も中澤に惹きつけられていませんでしたが。ファビオの圧倒的高さで沈めました。

うわぁぁ俊輔!やっぱり必要!(単純w)

カイケは単独で裏を狙い、パスも出るけどとにかく孤立しているので何も起こらない。もっと逆サイドに走りこめばいいのに、左サイドから行くから塩谷が凄いスピードでついてくるんですよ…

これをやらせるなら敬真でよかったんじゃないかとも思いました。

目立ったのはスペースが少ない中での学の縦パスの受け方でした。5-4ラインの間で半身で受けると、体をうまく使って前向いきドリブル開始まで、一連の動きのキレが凄い。最近の学は全ての局面においてハイレベル!

前半はセットプレーで点が動いたのは予想外だったけど、1stの時と同じく筋書き通りの塩試合。

後半マリノスはどっぷり引きます。攻めはカイケ・マルティノス・学のロングカウンタ。

今日がアーセナル移籍前ラストゲームの浅野が、後半気持ち新たにグイグイ前に来ますが、マリノスCBは冷静にウタカを中町に受け渡すと、浅野も2人のコンビネーションでしっかりトラップします。

前掛かりになった広島に対して、ロングカウンタから決定機。中町のカウンター起点から、俊輔がドリブルで持ち上がる。さすがの広島も3バックしか残っていない状況。

マルティノスがPA内でボール受けると、DFとの駆け引きから短い振りでゴール隅狙いすましたシュート!GK林卓人の好セーブで弾かれましたが、最後の局面にマルティノスが絡むと期待が高まります。

ただ、勝ちへの執念が裏目に出て、エリク監督がそうしたかったわけでは絶対ないと思うけど、完全に守りに入ってしまいました。

広島の二次攻撃・三次攻撃を受けるうちにラインはどんどん下がり、ボランチまで吸収されてバイタルエリアをガラ空きに。そのバイタルから決定的なミドルシュートを打たれるシーンが2度あるものの、どっちも哲也がナイスセーブ。

学が縦パスを受けると、カイケとのワンツーから中央突破!最後はマルティノスが決定的なシュート!チームとして攻撃がうまくいってない中で、学の仕事が白眉!そしてカイケはこの使い方ですね、やっぱり。前線に1人で走りこませるよりも。

後半入って両チームの決定機が増えすぎ!マリノス対広島は後半だ!塩前半が嘘のように、後半早くも殴り合い開始!

広島は、清水に代えてミキッチ。森崎に代えて佐藤寿人。3-5-2でビルドの枚数を減らして、サイド攻撃の様相を強めます。

ぞろぞろと前線の選手が動き回るようになり、マリノスは対応が難しくなります。

だったらビルド基盤が弱くなったぶん、出し手の方にプレッシャーをかけようとする狙いで、マリノスはカイケに代えて翔さん、俊輔に代えて兵藤投入。
でも、結果的に必要だったのはミキッチ対応でしたね。

広島がウタカに代えて皆川佑介を入れた直後、ミキッチがブリブリ突破してくるとクロスからその皆川のヘッドで同点ゴールを奪われます。

さらにその2分後には、ミキッチにセカンドボールが入ると、GKとDFの間に鋭いクロスを打ち込まれ、こぼれ球を佐藤寿人に決められる。

なんなのマジで森保監督は。采配当たりすぎぢゃなぃ?

苦しいマリノスは金井から遠藤渓太へ交代。

するとペナ角からの祐三のクロスを、翔さんが強烈なヘッドで同点に!すげぇヘッドだ。ありがとう翔さん!真のFWにしかできないでしょこんなシュート!マークについていた塩谷に一泡吹かせてやりました!

マルティノスはロスタイムになってもカウンターの度に走りまくった上で、サイド深くでタメを作ってくれるし、守備も手を抜かないし、フルスロットルのまま90分戦えるようになってしまいました!
とんでもない体力!試合終わった途端に倒れこんでしまいますが、納得です。走りすぎだもん。

4連勝とはいかなかったものの、決め所で決める勝負強さを見せています。うまく言えないけど、マリノスの選手の執念を感じるし、充実の雰囲気です。もう、毎週楽しみで仕方ないね!