2016年7月30日

7/30 横浜Fマリノスvs名古屋グランパス

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2nd第6節

横浜Fマリノス 0-0 名古屋グランパス

泥沼の小倉ンパスはリーグ戦で13試合未勝利ですが、14試合前に名古屋に貴重な勝利を与えたのはマリノスでした。俊輔が怪我で離脱する中、再びカイケーマンの4-4-2システムで挑む!

名古屋は実質5バック。CB脇のスペースを使われたくないので両WBの安田道大と矢野貴賞は慎重なポジショニングをとります。

そしてシャドーの二人(永井謙佑と和泉竜司)はマリノスのビルドにプレスかけてくるというよりは、守備時はサイドに開いて5-4ブロック形成に加わってマリノスのSBを見ます。

シモビッチを経由して、しっかりとボールが落ち着いてからやっとWBがオーバーラップで攻撃に厚みを加える。そして中央を避けてそのWBを使い、カウンターを浴びるのが恐いので早めにクロス!というのがチームとしての形。

ただ、シモビッチにマンマークする中澤を始めSBの二人もさすがの守備で前半名古屋に決定機を作らせません。

危機管理を徹底した名古屋は攻めづらさという意味では手強かったです。自陣からのFKでさえパス繋がずにロングボールを送ってくる始末。

ただ、名古屋のビルドアップは意外とまともで、3バックと2ボランチを縦関係に使いながらワイドに開いたWBを使ってきます。この辺は大体テンプレなので、前線から追い込んでショートカウンタに結びつけるべきでしたが、カイケーマンの前線守備ではそこまで期待できません。

マリノスも学のドリブルがカウンター起点に。ドリブルでカウンター起点になれるのは学だけで、今日はその役割を意識して中央でのポジショニングが多かったです。

ポジティブトランジションでは相手の守備陣形が整う前に攻撃できるのが理想ですが、さらにドリブルで敵を引き寄せるため次の局面で数的優位を作れる可能性が大幅アップします。

前半の序盤に何度かカウンターからチャンスを作るものの、マルティノスのパスが大事なところで雑になり全て潰れてしまいました。

遅攻でも学が真ん中に絞ってチャンスメーク。ドリブルで一人剥がせばチームにスイッチが入ります。初期配置では5バックに分が悪いため工夫が必要で、学はそれをよく理解していたように見えました。

敬真は何度もハーフェーラインまで降りてきて一度ボールを触る、そこから再度裏を狙って走ることでマークのずれを狙っていました。でもなかなかいいタイミングでボールが入りません。報われない。

学とマルティノス以外の攻撃陣にチャレンジが少なすぎますし、シモビッチしかプレッシング要員がいないのだから、ビルドに参加するのは喜田だけで十分です。なら中町は前に出て、パスの受け手になっていく意志を見せてもらわないと希望が持てません。

セットプレーで俊輔がいればなぁって期待してしまうような場面が多く、カイケとマルティノスのキック精度が良くないので尚更に残念度が増しました。
前半は名古屋に引っ張られる感じで塩試合を演じ0-0。

後半。序盤にカイケのCKから敬真がゴール前フリーでヘッドもバーの上。これが両チーム含めて初めての決定機でした。

そこから、マリノスが両SBの良い攻撃関与からいくつかチャンスを作り、マリノスの流れになります。

金井のセンスあるダイレクトプレーで学が中央突破、走り込むマルティノスを待って絶妙なタイミングでラストパス。マルティノスの決定的なシュートは枠外。

今日のマルティノスは完全に攻撃のブレーキになってしまいました。メンタル面がプレーに出やすい選手だし、こういう時はさっさと交代してしまう判断も必要でしょうね…

敬真に代えて翔さんです。敬真が悪かったというよりは、周りがうまく使ってあげられなかった感が強いです。

少しオープンな展開になってくると、スペース見つけた永井が生き始めましたが、ファビオが必死の対応で塞いでいました。

永井の元に溢れたボールをGKと一対一で打たれる、この試合名古屋唯一の決定機も哲也が防ぎます。

ディフェンス陣は問題なかったからこそ攻撃陣が情けなく見えます。

降格しないために絶対に負けられない名古屋は、その後オープンな展開を嫌いドン引きします。しかし、マリノスはスペースを消された時の攻め手・アイデアが絶望的に不足しています。

俊輔がいてくれればもっとマシだったと多くの人が思ったはず。自分が出場しない試合で、改めてその存在価値を証明してしまう。これも俊輔のスター性…

エリク監督は、カイケに代えて仲川を投入します。名古屋がドン引きして、スペースがなくなった展開に気付いていればもっと狭い局面で生きそうな交代カードを選べた気がします。

仲川には動き回るためのスペースも与えられず、苦し紛れのクサビを打たれたり、厳しい使われ方だったと思います。

終盤になってもドン引きの名古屋に対して誰もブロックに濃淡を付けることができず、学の孤軍奮闘でした。学以外の攻撃陣には不満が募ります。

ロスタイム、右サイドからのクロスが金井の元に流れますが、渾身のシュートは枠外でした。これさえ決めていれば間違いなく金井がMVPでした。守備には的確な読みで、攻撃にも学を追い越すオーバーラップで貢献しました(学は金井をオトリに使ってカットインするパターンが多いのでボールは来ないことが多いけど、確実に役に立っている)。

悔しい引き分けですけど、決定機少ないし実力不足。俊輔システムへの依存を露呈し、1stステージの状態まで後退です。