2016年10月4日

10/1 横浜Fマリノスvsヴァンフォーレ甲府

2nd第14節
横浜Fマリノス 4-0 ヴァンフォーレ甲府
38 齋藤学(横浜)
47 齋藤学(横浜)
58 前田直輝(横浜)
82 富樫敬真(横浜)

俊輔・下平・兵藤・ファビオら主力の怪我に加え、カイケくんの”SNS離脱”。

説明しよう。SNS離脱とは、SNSの効果によって選手がチームから離脱することである。(例文:Twitterの多用は、SNS離脱に繋がりやすい。)

辛い状況の中、残留へ向けて必死な甲府相手に完勝!ルヴァン大阪戦に向けて良い弾みをつけました。

ポゼッションで主導権が握れた上に、うまく先制点が取れました。追い詰められた甲府が前掛かりになたのがマリノスにとって良く働きました。結果だけ見ちゃえば、すべて完璧なのです。

圧勝したからこそ、前半、先制点以外で有効な手立てがなかったことを忘れてはいけません。強豪相手に戦える戦術ではありませんでした。

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マリノスはドリブル4兄弟(学、マル、前田、遠藤)がなんとスタメンで揃い踏み。新潟戦の最後の方にうまくいったのに味をしめたエリク監督が、しょっぱなからドリブラー狂度合いを発揮した。

前田は慣れないトップ下を任され、遠藤はもはや定位置になりつつあるSBでの出場。

学がクサビを受けるために絞る動きを見せた時、空いたスペースに前田が走りこむ仕組み。で、もともとのトップ下の位置に天純が上がっていって中町と縦関係を作る。

中町はしばしば最終ラインにまで落ちつつビルドアップの手伝いをするけど、この日は手伝いすぎな気がした。

せっかく栗原よりも足元に優れたパクジョンスがいるし、甲府は前からのプレス要員はほぼワントップのダヴィだけ。もっと攻撃に人数かけられたのになぁ、って場面はたくさんあったし、その時中町はなかなか絡んでこなかった。

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対する甲府はセカンドトップが開いて5-4ブロックを敷く守備的で、残留を目指すクラブの現実的なフォーメーション。攻め込まれた時も、5人と4人の間を狭く保って、マリノスのアタッカー陣にスペースを与えないことが徹底されている。

3バックはスピードに難がある。翔さんは前半からしきりに裏へ走り出したが、甲府DFが遅れをとっていて、翔さんがまるでスピードスターに見えた。

攻撃はやっぱり前線3人に頼っていた。どっしり構えるダヴィと、開いたり寄ったり動き回る田中佑昌と盛田剛平。マリノスはセカンドトップの二人をSBにケアさせたのが完璧だった。

特に、田中には遠藤がよく付いて行った。マリノスのSHによるカウンターを恐れて、相手のSHの橋爪勇樹と稲垣祥があまり高い位置を取れない。だから、マリノスのSBが相手STをチェックしても、その大外を使ってくるような動きができないのを利用した。

それによってあとはダヴィをCB二人がかりで潰せばOKで、パクジョンスの積極的な守備でダヴィからボールを奪う守備も見れた。パクジョンスは強気に前に出て行くのは長所だけど、それやるなら無理してでも止めなきゃいけない時が出てくる。

喜田を見てると(この前は家長相手にミスって退場してたけど)、無理が効いてるのがわかる。中町なんてこれのプロだ。ファールでもいいのだ。パクジョンスは無理が効かずに単純にピンチになる場面があって不安も残した。

マリノスは中町やパクジョンスから、天純へのスイッチを入れる縦パスが入ったけど、すぐ潰された。相手ブロック内は密集していて、天純もマークを背負った状態だと厳しそう。

逆に天純が上手くターンできた時なんかは、裏に走りだす翔さんに綺麗なスルーパス出したりとかチャンスを演出。

前田は守備にも走っていたし、天純や翔さんに寄ってって少ないタッチでさばいたりしたものの、まだまだ有効なトップ下像とは言えなかった。

天純と前田が上手く働けず、学とマルティノスのスペースを5バックに埋められたマリノスは、ボールは保持するものの何もできなかった。ここが依然として課題。

でも、この試合では一瞬甲府のブロックが崩れたすきに、効率よく先制してしまう。

ゴールキックのカットから始まった。マリノスのボール保持から始まったわけではなく、ショートカウンタのような形だ。ちょうど最終ラインがまだ上げきれてない間に、するするとマルティノスまでボールが渡る。

新里亮だけでなく、マルキーニョス・パラナまで振り切ったマルティノスは中へグラウンダーのパス。

突撃してきた前田が結果的にオトリになり、逆サイド走り込んだ学が冷静にゴール!このチャンスを逃さなかったのが大きかった。

その前には哲也のビッグセーブもあったし、翔さんの決定機外しもあった。でも攻めあぐねていたマリノスが、一瞬の甲府の隙をちゃんと得点に結び付けた。

前半、遠藤はマルティノスの突如としたボールロストに備えたのか、攻め上がりを自重した。田中を止める役割もあった。でもいつの間に、無難に守備してるのがすごいよね…

一方金井側は、盛田は田中サイドに寄って行くことも多く、彼の高さを警戒してCB陣が助けてくれたため、守備のタスクが少なかった。金井は、学の攻め上がりの際に、学が外なら中へ走りこむ、学が中なら外に走りこむ、というように学のマークを逃すランニングを厭わなかった。

いいクロスから決定機を演出したり、走りだす他人をよく見てプレーできている。この試合の金井はすごい攻撃面で持ち味が出ていた。

後半。始まってすぐ、3バック裏を狙い続けたスピードスター翔さんが報われる。バイタルエリアで前向いた前田からスルーパス。翔さんは抜け出すも、タッチがでかすぎる!最後は学の元に流れて2-0!

また学に持ってかれた翔さん。無双度合いを強める学。

これで甲府は完全にきつくなった。甲府が前掛かりになると、天純が浮いてきた。天純に前向かせると、面白いようにチャンスにつながった。

守備はもともと頑張るし、ボールタッチ・パスセンスはピッチでも目立ってた。主力として計算できるレベルになってきたと思うけど、まだ尚早?

甲府が盛田に変えて森晃太を入れて、田中とポジションを逆にしてきたから?金井も守備やれよってこと?遠藤を発射したい?わからないけど、マルティノス-前田-学のポジションはかなり流動的に。

学の元で、遠藤が爆走オーバーラップする場面がやっと出てくるものの、クロス精度が悪かったりで、ほぼ貢献できず。

58分には、カウンターから理想的なゴール。翔さんのカウンター起点でました!そこから素早くパス繋いで学のカットインから前田。うまくキーパーの前に飛び出した前田のゴールで3-0、突き放す。

中町に代えて怪我明けの喜田。翔さんに代えて敬真。ルヴァン大阪戦を見越した交代策。

相手が間延びするにつれて前田も中央のびのびとボールに触る。スピードつけて前に運んでいく。

もはや甲府のSHは捨て身の攻め上がり。学やマルティノスを無視して上がってきた時、左サイドではマルティノスが頑張って下がり、右サイドでは喜田がカバーすることでしのいだ。

交代出場の喜田は、周辺の情報を把握しつつ、ビルドアップでも持ち味を出した。天純も、より低い位置からチャンス演出。

やがて両SHが守備に戻れなくなると、SBは絞ってPAを固めることも。マルティノスを早く代えてほしかったけど、すでに交代を2枚使っているので少し我慢。

マルティノスは前半から、詰まった場面でも強引に仕掛け続け、突破確率もいつもより高かった。体力の限界まで守備にも走ってくれて、今日のマルティノスには大満足だ。

マルティノスと代わったのはリーグ戦初出場の和田昌士。前田を右に、和田はトップ下へ。

サイドに抜け出した学、土屋征夫を引き付けて敬真へ浮き玉のパス。トラップした敬真は1対1を落ち着いて沈めて4-0。うまく試合に入れてなかった敬真だけど、それとは関係なく一発を見舞うのが敬真のスタイル。

4-0圧勝で、甲府を降格圏に突き落としたマリノス。後半は若手攻撃陣が躍動して、今までにない充実ぶりでした。

そして、ルヴァン杯があるのに学を日本代表に手放すことになりました。

いま学を失うのは痛すぎるけど、ここまで活躍されるともはや逆に清々しかったですね。

いってらっしゃい学。ルヴァン決勝でまたよろしく!

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