2016年8月12日

8/6 横浜Fマリノスvs柏レイソル

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2nd第7節
横浜Fマリノス 2-1 柏レイソル
51 OG(横浜)
68 中山雄太(柏)
74 中町公祐(横浜)

俊輔の怪我の影響で、開幕戦以来の天純トップ下。3試合連続で引き分け、結果に飢えていたマリノスの救世主に!

天純がいい起爆剤になった!天純をいい起爆剤にした!そこにマリノスの確固としたチーム意志と、良い雰囲気を感じました。

この試合、マリノスの守備面の良さが際立つ一方、攻撃面は一進一退って印象でした。その停滞は、不満そうに途中交代していったワントップのカイケの表情が示す通りです。

マリノスファンは分かっています、セットプレーの得点だけじゃ好調は長続きしないことを。

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柏はCB中谷進之介がオリンピックで不在で増嶋竜也がそこに入って、右SBには茨田陽生。OMFから徐々にポジションが下がってきた茨田さん、ついにSB笑。

1stの時の、最終ラインでのパス交換からの可変システム、前線を流動的にしてバイタルにクサビ打ち込みまくる柏のスタイルとは少し変わっていました。

(1st柏戦)http://mothmochi.com/2016/05/31/438539760-html/

4-4-2を崩さないまま前進、マリノスの最終ラインにまで圧力かけてきて蹴らせ、インテンシティあげて奪い切る。SBに展開力のある茨田を置いたり、「柏のマルセロ」こと、上がりすぎるSB輪湖直樹の場所にクリスティアーノが降りてきてゲームメイクしたり、ちょっとリスク管理の側面が強くなっています。

ただ中谷不在の最終ラインがこの日は安定せずに、生命線のビルドアップをマリノスが分断することができて序盤に幾つかチャンスになりました。

バイタルでクサビつけたがるのは変わらず、むしろ伊東純也の攻撃力を最大限に生かすフォーメーションで成熟度は高まっているのですが、後方不安定で長所を活かしきれていない感じでした。

マリノスは天純を助けるためにボランチ2枚が密集を作ります。特に喜田が積極的にパスコースを作っていて頼もしい!仙台戦で手中にしかけた天純の活かし方を、ボランチの二人は体現しようとしていました。

(1st仙台戦)http://mothmochi.com/2016/02/28/438161842-html/

柏は前線からのプレスに意味を与えるためにインテンシティ高めたいし、攻撃時は2トップのディエゴ・オリベイラと武富孝介がバイタルで引いてさばきたい。マリノスはその2トップにパスが出たところで潰したいし、天純を助けるために密集したい。

これでお互い絞りたがるので、大きな展開で横幅を使うプレーが前半は肝でした。

柏。クリスティアーノはマルセロの下まで降りてくると、逆サイドの伊東へサイドチェンジ。すごすぎるロングボール精度を見せます。

マリノス。中町や天純がマルティノスをちゃんと見ていて、ロングボールを供給しました。でも、マルティノスはボールの持ちすぎで全く良いプレーができません。前節もそうですが、マルティノスのクオリティが低い…

前半6分に茨田から金井の裏を伊東に取られた上にファビオも抜かれ、ゴール前クリスティアーノにヘッド打たれましたが運良く枠外に外れてくれた決定機がありました。本当にラッキー!

結局柏は伊東純也。伊東の機動力を前に金井が何度か破られてましたが、喜田のフォローが的確でした。喜田の危機管理センサーの感度はより鋭敏になっています。

前半13分にはクリスティアーノのFKから哲也の処理ミスでボールがゴールの中に流れ込みかけるけど、喜田がライン上でギリギリクリア!まさに大車輪の活躍!

直後にカイケのロングシュートがポストを叩く、マリノスの決定機もありました。

マリノスが柏のプレスに負けて前線に放り込んだ時に、セカンドボールがカイケの近くにこぼれたりもするけど、うまく収まりません。カイケのスタイルが分かってきたからこそ、ここで収めろっていうのが酷なのはわかります。

こんなの俺の仕事じゃない、とカイケは引いてきますね。そうすると0トップ的配置になります。このとき、天純は自陣から両翼を走らせる配球をできることを証明しました。一方、カイケはちょっと引き立て役に回ってしまいました。

天純は後ろ向いて受けたボールをなめらかにターンして前に付けたり、細かいパス交換で攻めるパスで違いを作ったり、自分の良さをある程度出せていたし、みんなで天純を生かしていたと思います。

でも驚いたのは、天純の守備がすごい有効だったこと。柏のいつもに劣るビルドアップに対して、ボランチを見ながら上手にサイドに追い込んで、頑張って走る限定守備。

90分は出場しない前提で飛ばしまくっていたのかもしれないけれど、久しぶりに前へ前への積極的な守備が型にはまっている様子を見れた気がします。

前半39分、CKの流れから学がPA内で倒されたシーン、あれPKじゃダメですかね…

なんか最近学が全然ファールとってもらえない。学への審判からの心象や関係性?倒れ方の問題?どこかに問題がありそうな。だとしたらドリブラーにとっては痛すぎます…

前半はポゼッションはできなくても、できないなりの糸口を探っていました。天純を生かそうと囲んで「天純と仲間たち」を作ったり、祐三の位置から「柏のマルセロ」の裏にマルティノス走らせたり、前からの能動的な守備だったり。

後半はマルティノスに代えて遠藤。マルティノスは、いい状態でボールもらっても持ち過ぎる悪癖で足を引っ張ってしまいました。だったら今日は前半で代えてしまう。これは最善。

「天純と仲間たち」がついに先制点をもたらします。この時の仲間は、金井・学・中町。4人が絡んだ左サイド密集から天純が抜け出し絶妙なクロス!中山のOGを誘発しました。

後半も天純の頑張りチェイシングは効いていましたが、チームとしてどっぷり引いてしまいました。先制した後に守りに入ってしまうのは2ndステージのマリノスの問題点です。磐田にも広島にも追いつかれましたよね。

それが頭にありすぎて、この試合を観戦してる時も「早く同点弾入れられた方が、マリノスが勝ち越す可能性高まるんじゃないか」とか考えちゃう。
セットプレーでその後2点も動くなんて予想もしなかったけど、結局1-0じゃなくて2-1だし…

カイケは翔さんと交代。不満そうなカイケ。カイケ的には、「カイケと仲間たち」もやってくれよーって感じだろうか?「やっぱ2トップがいいよ…もっとデキるよオレ」

この交代直後にFKから同点弾。ファビオのマークっぽい中山をどフリーにしてしまいOGの汚名返上弾を許します。一ヶ月前に神戸のニウトンをCKからどフリーにしてしまったのも覚えてるからね!ファビオ、セットプレー要注意ね!

相手FKからマリノスのロングカウンタのチャンス。翔さんがカウンター起点になって、遠藤へ。学含めて2対2になるけど、遠藤は縦に逃げて辛くもCK。うううカットイン頑張れ…終了間際にも相手パスミスから遠藤にミドルシュートも枠外。なかなか初ゴールが遠いですね…

このCKから中町がねじ込んで勝ち越し!今年マリノスのセットプレーで誰よりも危険なのは中町!

最後にいい仕事をした天純はここで交代。パクジョンスがそのまま前線に入ります。

疲れの見えた天純に代わって、より強度高くボランチへのパスコースを塞ぎます。翔さんのチェイシングも効いていました。

前線から途中出場の二人が追っかけ回し(うち一人は本職CB/DMF)、ディヘンス陣はがっちり内側固めるマリノスの守備に柏は苦戦しました。エリク監督、こうゆうエグいの考えるの得意だよね…

伊東のカットインから際どいクロスに武富が飛び込む決定機をしのぐと、ロスタイムにはマリノスにカウンターのチャンスが!

学と翔さんに立て続けに決定機も揃って外す!やっとオープンな展開になるも決めきる力はありませんでした。

それに最近はカウンター命だったからこそ、後半も終盤になるまでなかなか鋭いカウンターが発動しなかったのは残念だけど、天純を起爆剤にして勝ち切るためにはトレードオフだったような気もするし、柏の守備には穴が少なかった…

マルティノスと学の威力が減ったので、俊輔がいない時の答えが出たとは到底言えないけど…

でも俊輔がいない中、久しぶりの先発なのにもかかわらず天純をうまく使って結果を出した!そして改めて不動のボランチ二人の獅子奮迅!2nd負けなし継続!自信を持つには十分です!そして次は三ツ沢!勢いつけていきましょう!