2016年10月8日

10/5 横浜Fマリノスvsガンバ大阪

ルヴァン杯準決勝第1戦
横浜Fマリノス 0-0 ガンバ大阪

アウェー第1戦を0-0で終えたことは、良いとも言えないけど悪いとも言えないですよね。どういう立場から書くべきか…

明らかなのは、哲也が神懸かっていたこと、天純の成長が際立っていたこと。

でも、チーム戦術や他の選手の良し悪しについては慎重に見なくてはいけないです。

そもそも両チーム硬くて緊張感がありすぎた上に、最近の傾向からするにマリノスは「(特に前半は)基本相手にボール持たせて後半途中まで耐え、オープンになったところでカウンターの刺し合いを制する」のが現実的なイメージだと(少なくとも私は)踏んでいたので、意外な試合展開が尚更評価を難しくしたように思えます。

たとえば中町や祐三あたりも、見る人によって意見は分かれそうです。

究極を言えば、次のホーム2戦目も含めた準決勝トータルで考えるべきなのでしょう。

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マリノスのイレブンはLINEUP11というアプリから、大阪のイレブンはスカパーの映像を貼っつけただけなんだけど、なんか大阪の方がカッコよくなっちゃって嫌だなぁ笑。

まず、前半はお互いにリスクかけないガチガチでずっと続く。

大阪はマリノスのミスを誘ってショートカウンタを狙っていたので、積極的なプレスをかけてくる。今野泰之は駆け引きを仕掛けながら寄せてきて、厄介だった。

マリノスは自由に動く倉田秋に対しても基本的に食いつかない徹底したゾーン守備。大阪も4-2-3−1を採用するミラーゲームだったのでブロックに隙を作らないこと自体は容易だった。

すぐにサイドに逃げて大阪の狩場に誘導される回数が多かった。過剰に慎重だった感は否めない。

天純は独自に違いを生み出していた。ボールタッチでアクセントをつけられる稀有な選手。

個人的には中町や祐三は保守的すぎたと思う。大阪もカウンター警戒して攻撃に人数かけてこないのに、天純の個人技(素早い反転からのチャンスメーク)だけに依存していては得点への期待値はあまりに低い。

守りきれてるならいいじゃんって言う人がいそうだけど、完全に哲也のおかげ。

もちろん第1戦でそこまでリスクかけるのも違うと思うけど、中町とかがチャレンジしなきゃ、前田など経験の浅い選手はチャレンジできないのではないか?

過度に保守的になればなるほどミスが先行していく悪循環を、1stステージで目の当たりにしてきたはず。

学がいたらどうしてたでしょう?要所で先陣を切って攻めるタイミングを作ったと思う。

まぁいいや、大事なのは第2戦。全てはそれ次第。

前半のうちに、栗原が膝の怪我で交代を余儀なくされる。パクジョンスがin。

代えた直後はまだDF陣の連携が取れていないのでラインが上がらない。

相手のSH、藤本淳吾と大森晃太郎は、マイボール時に味方のSBが上がると逆にポジションを下げることでマリノスのカウンターをケアしていた。

でもこのタイミングで攻勢に転じてきた大阪は、このSHが中に絞って攻撃関与してくるようになり、マリノスは相手SBからの被クロスが増える。

パトリックの落としから倉田のボレーシュートは哲也のスーパーセーブ!凄すぎて鳥肌立ったよね。

カウンターからいくつかマリノスもチャンスを作りかけたが、中町にスピードを落としてしまうプレーがあり、エリク監督には良く映らなかったはずだ。

後半。立ち上がりはお互いにセットプレーからチャンスがあったもののまたも哲也が驚異的なセーブ。

マリノスは天純を中心に喜田、前田が密集してアタッキングサードまで迫る。球離れが明らかに良くなって、大阪のプレスを去なせるように。

密集してから少ないタッチで何度も動きなおし、天純のテクニックで変化をつけながら徐々に押し込む、「天純と仲間たち」の効果を発揮。

開幕戦に俊輔の代わりでトップ下に入った天純、そこで見せたこの攻め方は、2ndステージ柏戦や鹿島戦では得点につながった。

そして俊輔も学もいないこのルヴァン杯で真価が試されつつある。

両サイドバックもそれぞれ持ち味を出しながら攻撃参加を強める。祐三は間合いを伺いながら少しずつ。金井はここだと思ったら一気に。

金井は前半こそ、倉田や米倉恒貴の高速ドリブルに後手を回ったが、後半は「なんでそこにいるの?」って感じのイケイケなポジショニングで、自ら決定的なシュートまで。

これが入っていれば、長所が短所を上回り、大宮戦でのアウェーゴールと合わせてルヴァン杯(哲也と)もう一人の主役に躍り出ていたはずだ。

後半はマリノスがずっと主導権を握っていた。前半は守備に追われた前田も、ドリブルで突っかけるシーンを増やす。カウンターではマルティノスといい関係を築きつつある。

喜田もコンディションは上がっている。被カウンター時の危機管理、対人守備はもちろん、狭いエリア天純との関係では中町には出せないスピードを見せて、ビルドアップに推進力を与えている。足を引きずりながらプレーしていた時間帯があり、2戦目に出られるのかが心配。

後半に大阪の長谷川監督はまずい采配をしたと思う。硬直した前半を見て、我先に動いてやろうと思ったのか、早めの時間から攻撃のカードを二枚きった。

藤本に代えて呉屋大翔、パトリックに代えてアデミウソン。

この立て続けの交代でプレスが噛み合わず、マリノスのボランチを浮かせた。さらに、マークを散らし、パスを散らしていた中心的役割の倉田をサイドのブロックに組み込ませて、アデミウソンを真ん中に持ってきたことで、アデミウソンと呉屋を二人丸ごと孤立させた。

この試合では、サイドは(金井を除いて)お互い数的不利を作ったら終了ってくらいに慎重に動いていたので、倉田は思い切った働きを出来なくなった。

翔さんは最近さらに黒子感を強めている。収まる収まらない以前に、収まりそうなボールが供給されていない状態。

前半にマルティノスが迎えた決定機。相手DFのミスを誘発したのは翔さんだった。

相手を背中でブロックしてマルティノスのドリブル進行を邪魔できないようにする地味すぎる役目も目撃してしまった。今はそんな翔さんに頼るしかない。

翔さんに代えて敬真へ。敬真は気合十分で走り回ったけど、最後のところで攻めきれなかった。

チームとして、2戦目が頭によぎったか。具体的には、クロスまでは持ち込んでも中には敬真しかいないパターンが多かった。

でも、大阪相手に後半ここまで盛り返せるとは思わなかった。おれはこの試合を、新横浜のHUBで観戦したんだけど、試合終了とともに湧き上がったのは拍手だった。

成長著しいこのチームで決勝まで進めなくちゃ!明日の第2戦は日産いくよ!

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