2016年8月23日

8/20 横浜FマリノスvsFC東京

2nd 9節
横浜Fマリノス 0-1 FC東京
42 東慶悟(東京)

IMG_6536

無敗で迎えた第9節東京戦は、いつにも増して塩分濃度の高い「守り合い」を演じた上で、守り負けまけました。無敗だから勢い持って行こう!じゃなくて、無敗を崩さないように慎重に行こう!がこのチームの考えのようです。攻撃の停滞の理由は、何ら1stステージから変わっていないものだったように思えます。

マリノスの序盤は、サイドに逃げてからカイケくんを相手DFラインの裏に走らせます。これで通ったら何の苦労もないのですが、今までの試合を見ても奏功した場面はわずかしかありません。味方からパスが出るタイミングとの連携が合わずオフサイドばかりでした。

2ボランチが常に逃げ腰なのも気になります。全然前方に絡んで行かない。より守備的な役割はパクジョンスの方で、中町がもっともっと前に出ていくべきなのですが、中町はパクジョンスを信頼できていないのでしょうか?

中町はより後ろの方から組み立てようとするので、長めのパスが多くなります。でも、ミスが多くパスの精度はとても悪かったですね。

後ろが停滞すると、天純が降りてこなきゃだめで、そうすると学とマルティノスは空いた中央に絞って縦パスの受け手になろうとします。この二人を、サイドで出来るだけいい状態で持たせてやれないとマリノスの攻撃力は激減するのに。

前半唯一作った決定機は(というか試合通じて唯一の決定機か)、中町がうまくポジションを上げ天純を押し上げた場面でした。中町からPA内でパスを受けた天純が反転、GKと一対一のチャンスでした。

シュートのコースは甘く、GK秋元陽太の手に弾かれました。

試合は、お互いに慎重な入りも、インテンシティあげてセカンドボールをとことん回収したマリノスのペースへ。

この時間帯にいいなーって思ったのは、毎度の天純の献身的な頑張りプレス。

そして、パクジョンスの前田や東をうまく去なしてしまう多様な技術。これなら、アンカー任せてもいいくらい(エリク監督はぜったいやらないだろうけど)

ただ東京の堅い守備を前に、ロクにシュートも打てない攻撃でした。カウンターからのマルティノス爆走以外でチャンスらしい可能性を感じません。

カイケくんがうまくボールに触れてない。カイケくんは裏を取れないどころか、守備もいまひとつだし、ボールも収まりません。チームとしてサイドに逃げるのでそもそも孤立しやすいのです。

まず天純を前でプレーさせてあげられないと、カイケくんが孤立します。球離れの良さが裏目に出て、収めようとしないからやる気がないかのように見えてしまいます。

エリク監督が求めるワントップ像に適合していないのはもう明らか。

ワントップじゃ生きない。ただでさえ前の人数足りてないのに、カイケくんが有効じゃないなら攻め切れるはずがないです。

さらにマリノスの全体的に凡ミスが多くて、集中力散漫な印象もありました。

東京側もムリキのゴリゴリしか手が無いし、お互い守備重視。そりゃ塩試合になるわ。

前半終了間際、みんなが少しずつ対応が甘くなって先制点を奪われました。

中町は危機管理のカケラもない謎の動きでバイタルエリアを開けると、そこに東京のSB室屋が侵入。東慶悟に渡ると、学がプレスバック。パクジョンスは学に任せちゃって自分は寄せていけない。ムリキに出されたところ、中澤は一瞬遅くて潰しきれない、東についていくべき祐三は全く距離を詰められない。

1stステージの絶不調の時の失点パターンを思い起こさせるような悪い流れ。試合開始から続いていた消極性が合わさってこういう失点になるのだろうし、誰かのミスだ!ってはっきりするわけじゃないからその後もズルズルと変化を起こせない。変化のキッカケを作ろうという雰囲気がないし、それをできる選手がいないのかもしれない。

東京は前線がなかなか追ってきません。なんとなく縦のコース切っとけば、迂回してくれるって分かっているから。相手も守備メンタルの臆病チームなのでバレてる。舐められているのに反発できないのはなんとも情けないです。

あと、CKの時かなりの確率でゴール前の競り合いでファール取られません?セットプレーが武器のチームなのにもったいないです。

後半は、東慶悟とポジションチェンジして真ん中に入ったムリキが、キープ力使ってがっつり試合を作りにかかります。時間とともに凄みを増してくるムリキに手がつけられなくなっていきました。

ワントップの前田遼一が降りてきて、それに食いつかせたところでムリキにスペースを与える東京の術中にはまっていたようにも見えました。

とりあえず同点弾のために焦るマリノスは、金井に代えて遠藤の投入。

金井はミスも多いし守備は軽いしいいところなく終わりました。

57分、ムリキをロングボールで走らされ、DFラインを引っ張らせたマリノスが間延び。そこで前田に走りこまれるとムリキから決定的なパス!前田のシュートは大きく枠外へ。

前田はマイナーな役割でかなり貢献していましたが、昔はもうちょいシュートうまいイメージでした。

後半のマリノスは前がかりになっていて、インターセプトからの波状攻撃など成果は出ていましたが、ムリキを使ってその隙を突かれた格好です。

前半にビルドアップで停滞したマリノスの打開策は、攻撃時にパクジョンスをCBの間に入れて、両SBを押し上げる。そのSBに遠藤を入れて、突破力を期待する、というものでした。あくまでサイドから。

だけど、パクジョンスを最終ラインに組み込んだせいで前半に見せた対面の相手を外すテクニックや、的確な縦パスは一時影をひそめてしまいました。そして、SB遠藤はクロスが上手ではありませんでした。

天純と翔さんを交代します。やっと4-4-2です。

さて、急にカイケくんが元気になり始めましたよ。天純のいたポジションに降りてきてボール触ったり、散らしたり。気持ち良さげにチャンスに絡むも、相手守備ブロックは強固でした。

後半もマリノスの選手にはミスが多くてがっかりさせられました。

いつも安定してる祐三が、今日はとても残念なクオリティ。

74分、中町が怪我で兵藤が入ります。

交代で入った選手も守備的すぎ。律儀な遠藤は本職SBかと思うくらい守備に奔走し、兵藤も全然上がらない。

交代が生きない中で、再び存在感を出し始めたパクジョンス。主に学をターゲットに効果的な縦パスで攻撃を後方から引っ張りました。この時兵藤はどこにいるかというと、パクジョンスの後ろにいます。何のために入ったのかわかりません。

翔さんのDF背負ってからのプレーはマリノスで一番です。ちゃんと収まる。カイケくんにできてなかったことなので、余計に感心してしまう。

終盤にカウンターから前田、ムリキと繋がれて決定機を作られるも、哲也がビッグセーブで救いました。

マリノスは後半一度も惜しい場面を見せることなく0−1で終了。

何度も繰り返しますが、2ndの第1節湘南戦でカイケくんはエリクの要求するワントップではないことがわかったはずです。棚上げしてきたツケがきてるのではないでしょうか?

もっと良いカイケくんの使い方があるはずです。エリク監督は、次もフォーメーションを変えないようだと、サポーターから呆れられてしまいますね。